大航海時代にアフリカ西海岸に西洋諸国の奴隷商人が黒人奴隷を船に押し込めて、大西洋を渡って新大陸のプランテーションに売った奴隷貿易。

この黒人奴隷を捕まえたのは、白人である奴隷商人のようなイメージが持たれがちではあるが、白人が奴隷狩りを行ったケースは極めて稀で、殆どが西アフリカの黒人諸国、諸勢力が同じ黒人を奴隷として捕まえて来て、奴隷商人の白人に売って大いに潤ったのである。

現在の感覚なら、絶対に許されない反人道的行為なのだが、当時は当たり前のビジネスだったようだ。

奴隷貿易は奴隷商人の白人だけが加害者だけでなく、アフリカ現地の奴隷狩りを行い、奴隷商人に黒人奴隷を売った、黒人の奴隷商人も加害者であったのである。

捕まえられて奴隷とされて黒人は間違いなく被害者なのだが、勢力の強い勢力に属していれば、奴隷狩りをしていた可能性も大いにあるのだ。

肌の色、民族は関係なく単なる弱肉強食の関係だと言えよう。

yotakaGJ0921_TP_V4

人種や民族、国籍で単純に加害者、被害者と二分化して、糾弾したがる尻馬乗りの馬鹿が見受けられるが、属性で単純に加害者、被害者に分ける事が非常に差別的で愚かな事に気付いてないんだろう。

いやあ滑稽極まりない反差別www